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皮膚病-上手なつき合い方-
獣医師:羽尾健一
いよいよ夏到来!でも、ワンちゃんや猫ちゃん達は皮膚病にかかりやすい時期でもありますね。どんなことに気をつけて過ごしたらよいか、かかったときはどうしたらよいか、アイスコーヒーでも飲みながら読んでくださいね。
猫の食事とおやつについて
「皮膚病」について
「耳の病気」について
「鼻の病気」について
皮膚病は、動物病院に来院する理由の上位を占める病気ですが、その原因にはたくさんのものがあり、とてもここですべてをご紹介することはできませんが、その原因のいくつかを挙げると、感染症、アレルギー性皮膚疾患、腫瘍や内臓疾患による異常などがあります。
まず感染症とは、病原体が体内に侵入することで起こる病気のことで、皮膚科で問題となる感染症の多くは、まず何らかの原因で皮膚の防御機能が低下し、病原体が侵入することによって起こります。ちなみに、ここでいう病原体とはウイルス、細菌、真菌や寄生虫のことを指します。
次にアレルギー性皮膚疾患とは、皮膚の防御機能が異常に働き、自分自身の皮膚を攻撃してしまうことによって起こる病気です。
そして腫瘍とは、平たく言うと、しこりやできもののことです。これは、正常な細胞より早く成長する異常細胞によって引き起こされます。これには良性のものと、悪性のものがありますが、調べるためには、動物病院で検査をする必要があります。
また、脳下垂体、副腎、甲状腺など、体の中の臓器に異常があっても、二次的に皮膚病になることがあります。
皮膚病とは、文字通り「皮膚にできる病的な変化」のことを言います。「皮膚にできる病的な変化」とは、具体的に申し上げますと、毛が抜けたり、赤くなったり、フケがたくさん出たり、べとついたり、かさぶたができたり、しこりができたり、膿がたまったりとさまざまで、また動物がしきりに皮膚を掻いたり、噛んだり、舐めたり、擦りつけたりすることもあります。
ご自分のペットが皮膚病にかかって、動物病院に通院された経験のある飼主さんも多いのではないでしょうか?
ここまで説明させていただいたように、皮膚病の原因は多岐にわたっておりますので、ご自分のペットが皮膚病になった場合、まず第一に、信頼のおける動物病院で、その原因が何なのかをきちんと調べる必要があります。このきちんと調べるというのは、医学用語で「確定診断をつける」と言うのですが、これがとても大切なことなのです。なぜなら、原因によって治療法がまったく違うからです。
また皮膚病の中には、完全に治せるものとアレルギー疾患のように一生病気と付き合っていかなければならないものがありますので、診断結果によって、飼主さんの心積もりも違ってくると思います。
体質や老化が関係してくる皮膚病は、残念ながら予防が難しいと思いますが、シャンプーやブラッシングで皮膚や被毛を常に清潔に保つことや、ノミの駆除を定期的に行ってあげることは大切です。
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