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末木さんは現在、盲学校の教師をしています。 教員免許と鍼灸の免許(国家資格)を持っているので、それを生かして、生徒さん達に教えているそうです。 末木さんが失明したのは若干7歳の時でした。ある朝、目を覚ますと何の前兆もないまま、全く見えない状態になっていたそうです。
盲導犬ユーザーになる前は杖を使っていたそうですが、盲導犬がいてくれる事で行動範囲が広がり、 行動の自由度も確保されて、「盲導犬に出会え本当によかった!」と末木さんは語ります。
現在は、クワトルちゃん(5歳・♀)と生活を共にしています。クワトル1ちゃんとの生活も3年半を迎えたそうです。
クワトルちゃんに出会う前は、ユニちゃん(♀)という別のコと9年間生活をしていたのですが、 ユニちゃんがリタイアしたので、その後、今のクワトルちゃんに出会ったそうです。
盲導犬ユーザーになる際には、新規の方なら盲導犬協会で4週間の共同訓練があるのですが、 末木さんは2頭目の盲導犬ということで、「クワトルの時の共同訓練は2週間だったんです。」とニコニコして話して下さいました。
盲導犬の仕事の基本は、障害物の回避・段差の発見・曲がり角の発見の3つだそうです。
例えば、私たちは信号で止まっている盲導犬を見て、信号を見分けられるんだなぁと思いがちですが、 実際は信号で止まっているのではなく、歩道と車道の段差の違いで止まっているのです。
そこから先は、ユーザーさんが耳で周囲の音を判断し、盲導犬に合図をおくり行動するのです。 このように盲導犬とユーザーとの連携で行動出来ているのです。 本当にお互いの強い信頼関係で成り立っているんだということを教えていただきました。
でも長年の盲導犬ユーザー歴の中での失敗談もあるんですよ。 盲導犬は協会の訓練で教わった通り私に色々な信号を送っててくれています。 その信号を受け止めず勝手な判断で行動し、落ちたり、こけたり、ぶつかったりもしました。」と笑顔の末木さん。 やはり、お互いの意思の疎通が大切だということですね。
そんな末木さんが周りの人、つまり私達に訴えたい事があるとの事です。
盲導犬は周りから天才的に思われがちで、社会の目が本来の盲導犬の役割り以上に求められている気がします。 盲導犬はあくまでユーザーの指示に従っているだけなのです。家に帰れば普通の犬なんですよ。
だから、もちろん道に迷ったりもします。もし道に迷っているのを見かけた時は、ユーザーに声をかけていただけたらありがたいです。
そして、肘なり肩なりを持たせてもらって、斜め後ろを歩かせてもらえたら安心します。 皆さん、温かく見守ってください。
また、補助犬法ができていても、ホテルや公共施設で受け入れられず嫌な思いをすることがまだまだ多い。」と、熱く語ってくれました。
末木さんとクワトルちゃんの二人三脚の旅はまだまだ続きます。
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